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使い走り (小説) : ミニ英和和英辞書
使い走り (小説)[つかいはしり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

使い : [つかい]
  1. (n,vs) errand 2. message 3. messenger 4. bearer 5. use 6. usage 7. trainer 8. tamer 9. mission 10. familiar spirit 1 1. going as envoy 1
使い走り : [つかいばしり]
 (n,vs) running errands
走り : [はしり]
 【名詞】 1. the first (harvest, catch) of the season or year 
小説 : [しょうせつ]
 【名詞】 1. novel 2. story 
: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 

使い走り (小説) : ウィキペディア日本語版
使い走り (小説)[つかいはしり]

使い走り』(つかいはしり、原題:''Errand'')は、アメリカ小説家レイモンド・カーヴァーが最後に書いた短編小説
== 概要 ==
ザ・ニューヨーカー』1987年6月1日号に掲載された〔ERRAND BY RAYMOND CARVER, June 1, 1987 The New Yorker〕。1988年5月刊行の精選作品集『Where I'm Calling From: New and Selected Stories』(アトランティック・マンスリー・プレス)と1988年8月4日刊行の短編集『Elephant and Other Stories』(コリンズ・ハーヴィル社)に収録された。
1987年の初め、E・P・ダットン社の編集者からフランス人伝記作家アンリ・トロワイヤの『チェーホフ伝』〔邦訳も存在する。『チェーホフ伝』(中央公論社、1987年11月、村上香住子訳)。〕が送られると、カーヴァーはやりかけていた仕事を中断しただちに読み始める。チェーホフの治療にあたっていたシェヴェラー医師がシャンパンを一瓶注文する場面でカーヴァーは「私は今一篇の短篇小説の中に送りこまれたのだと」感じ、本作品の執筆にとりかかった〔『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 7 英雄を謳うまい』
中央公論新社、2002年7月7日、214-215頁。「『使い走り』について」より。〕。合計で1ダースほどの文章をマイケル・ヘンリー・ハイムの訳文から抜き取り、少しだけ言い換えた文章を使用した。「実際に起こった出来事から逸脱するわけにはいかない」と彼は考えていたという〔キャロル・スクレナカ 『レイモンド・カーヴァー 作家としての人生』中央公論新社、2013年7月、星野真理訳、670頁。〕。最後の場面でホテルのボーイがとる行動は、テス・ギャラガーの提案によって生まれた〔キャロル・スクレナカ 『レイモンド・カーヴァー 作家としての人生』前掲書、671頁。〕〔D・T・マックス「誰がレイモンド・カーヴァーの小説を書いたのか?」 『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』中央公論新社、2006年3月、村上春樹編訳、47-48頁。〕。
『プライズ・ストーリーズ 1988』の第1位に選出され、『ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ 1988』にも収録された。
日本語版は『マリ・クレール』1989年12月号が初出。翻訳は村上春樹。『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 6 象/滝への新しい小径』(中央公論社、1994年3月7日)に収録された。村上が編纂した、12編の作品から成る『Carver's Dozen レイモンド・カーヴァー傑作選』(同社、1994年12月7日)にも収録されている。全集第6巻はその後「村上春樹翻訳ライブラリー」シリーズでは、『』(中央公論新社、2008年1月10日)と『滝への新しい小径』(同社、2009年1月10日)の2冊に分かれて出版された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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